2025/8/29 - 2025/9/15
『そらのさんぽ』刊行記念原画展~石津ちひろの詩、荒井良二の絵~

「よろこぶねこに ころぶねこ ねころぶねこに そらとぶねこ」
〈岩波の子どもの本〉に、よんで、ながめて、うれしくなる詩集絵本が仲間入りです! ちいさなスミレの花、ふしぎな形の雲、風にそよぐススキ、だいすきなねこ……
詩人・石津ちひろさんが紡ぐ、思わず口ずさみたくなる詩が19編。やわらかな詩情とたのしいリズムに応えるように、絵本作家・荒井良二さんが心はずむ絵を描いてくださいました。ページをめくるたび、ことばと絵が、音楽のようにあふれだします。本の最後には、かつて子どもだったみなさんへ、とっておきの1編が贈られます。
Titleでは本書の刊行を記念しまして、荒井良二さんによる全原画と石津ちひろさんの詩を展示いたします。
ゆたかで自由なことばと絵の世界で、おさんぽしたり、気球にのったり、ひととき自由に遊んでくださいますように!
■書誌
『そらのさんぽ』(岩波の子どもの本)
石津ちひろ詩、荒井良二絵
菊判変型・上製・40ページ
4歳から
2025年8月28日刊行
だいすきなりんごをかじるとき、ウグイスの鳴き声に耳をかたむけるとき──ふっと詩がうまれる。心地よいリズム、のびやかな絵……よんで、ながめて、うれしくなる詩がたっぷり20編。詩人・石津ちひろと絵本作家・荒井良二による、ことばで世界を感じとるよろこびに満ちた詩集絵本。
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- 石津ちひろ(いしづ・ちひろ)
詩人、絵本作家、翻訳家。1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。3年間をフランスで暮らす。赤ちゃん絵本から詩集まで、温かな言葉でつづられる作品に定評がある。絵本に『あしたうちにねこがくるの』(講談社、日本絵本賞受賞)など、詩集に『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社、三越左千夫少年詩賞受賞)など。『あおのじかん』をはじめとするシムレール作品(岩波書店)や『リサとガスパール』シリーズ(河出書房新社)など、翻訳も多数。
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- 荒井良二(あらい・りょうじ)
アーティスト、絵本作家。1956年山形県生まれ。日本大学藝術学部美術学科を卒業後、絵本を作り始める。1999年『なぞなぞのたび』(石津ちひろ作、フレーベル館)でボローニャ国際児童文学図書展特別賞受賞、2005年日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞受賞、2012年『あさになったのでまどをあけますよ』(偕成社)で産経児童出版文化賞大賞を受賞するなど、日本を代表する絵本作家として国内外で活躍。「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」芸術監督も務めた。
- 開催日
- 2025年8月29日(金)ー 2025年9月15日(月)
- 時間
- 12:00 - 19:30(日曜日は19時まで) 水曜、第一・第三火曜定休日 *9月9日(火)は18時閉場、最終日15日(月)は17時に閉場します
- 会場
Title2階ギャラリー