作家・文筆家の安達茉莉子さんのエッセイ集が、本年3冊刊行されました。
3月に発売された初のエッセイ集『毛布 – あなたをくるんでくれるもの』（玄光社）に続き、9月に発売となる『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』（三輪舎）、『臆病者の自転車生活』（亜紀書房）の刊行を記念して、出版記念展を開催します。

言葉と記憶、生活と変化、出会いと冒険。
過去と現在、安達さんが生きてきたかけがえのない瞬間を拾い集めて綴った3冊は、一見テーマは違うようでいて、響き合い、通い合っています。

今回の展示では、3冊それぞれの文章や世界観を基にした描き下ろし原画の販売のほか、書籍の一節や書き下ろしエッセイなどを展示します。9月24日（土）には、会場からの配信トークイベントも行います（詳しくはこちら）

ぜひご来場ください。楽しみにお待ちしております。

■作家在廊予定日

9/18（日）、9/24（土）、10/2（日）、10/3（月）の15時～19時まで在廊します（最終日10/3は会期終了の17時まで）。変更があった場合は作家のSNSアカウントでお知らせします。→9月18日は、大雨により中止とさせていただきます

【安達さんの書籍】

『毛布 – あなたをくるんでくれるもの』（玄光社）
いつも誰かの姿、誰かの言葉が毛布になってくれていた。ーー自分自身を大切にすることが難しかったり、ふと立ち止まってしまったりした時にも「毛布」のように包み込み、心を温めてくれる初エッセイ集。安達さんが自らの望みと向き合い、試行錯誤する中で出会った、大切な瞬間、言葉の記録です。
http://www.genkosha.co.jp/gmook/?p=27392

『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』（三輪舎）
これは、ひとりよがりの贅沢ではない。ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。ーーー日常において、とても些細なことだけれど、気にかかっていること。タオルやシーツ、ゴミ箱、セーター、靴、本棚……。これでいいやで選んできたもの、でも本当は好きじゃないもの。それらが実は、「私」をないがしろにしてきた。淀んだ水路の小石を拾うように、幸せに生活していくための具体的な行動をとっていく。やがて、澄んだ水が田に満ちていく。――ひとりよがりの贅沢ではない。それは、ひとの日常、ひとの営みが軽視される日々にあらがう、意地なのだ。それが“私”の「生活改善運動」である。
手づくりのZINEとしては異例のシリーズ累計五千部を記録した大人気エッセイ『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』を、5万字の書下ろしとともに再構成。待望の単行本化！
https://3rinsha.co.jp/book/kaizen/

『臆病者の自転車生活』（亜紀書房）
さよなら、「繊細すぎ」のわたし！ーー「どうせ無理」なんてもう言わない。読めばじんわりと温もりが広がり、元気がどんどん湧いてくる、ＺＩＮＥで大人気の作家が贈る自転車エッセイ集。
ふとしたきっかけで乗った自転車が、生活を、心を、大きく変えた。心に怯えた犬を抱えて生きている著者が、電動アシスト自転車と出会って、小さな冒険を重ねていく。横浜の街へ、鎌倉へ。そしてロードバイクを手に入れて、真鶴へ、ついには海を越えて北海道へ。──自分の「できない」を乗り越えた女性の、勇気の物語。
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1077&st=4