“あたらしい季節はいつだって祝福でいっぱい！”

Titleでは、荒井良二さんの新刊『はっぴーなっつ』（ブロンズ新社刊）の原画展を開催します。

かすかな春の音にはじまって、春から夏、秋、冬とめぐっていく季節。読むうちに、繰り返す季節に含まれた、様々な声が聴こえてきて、その中にまるごと包みこまれてしまう——そんな絵本がこの春誕生しました。
荒井さんが子どもの頃から愛読してきた『ピーナッツ』の作者、チャールズ・M・シュルツ氏へのオマージュでもあるというコマ割りページにも注目。隅々まで描き込まれた色彩豊かな原画を見ることは、本をひらくこととはまた別の、忘れがたい体験になるでしょう。

荒井良二さんの絵本には、いつもポジティブなメッセージが込められています。しかしその根底には、現実から目を背けない力強いまなざしも含まれます。
世界が揺れ動こうとしているいま、荒井さんの本や原画を見て、何か感じる人が増えることを願ってやみません。

＊展示会場では『はっぴーなっつ』のほか、荒井さんのこれまでの絵本作品も販売します。会場にて『はっぴーなっつ』をお買い上げの方には、特製のしおりを差し上げます。