2019/12/3

「2020年」の迎えかた~歴史がない社会を生きるために『歴史がおわるまえに』(亜紀書房)刊行記念 與那覇潤×綿野恵太トークイベント

「2020年」の迎えかた~歴史がない社会を生きるために

新刊『歴史がおわるまえに』の與那覇潤さんと、同氏も帯を寄せた今年一番の話題書『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社)の綿野恵太さんが再びの顔あわせ。約半年後に「二度目の東京五輪」をひかえ、あたかも日本が過去へとループしているかに見えるいま、2020年という節目をどう迎えるべきかを徹底議論します。

ZOZO一億円ばら撒き・ひきこもり殺人・香港デモ・京アニ放火・波乱の参院選・あいトリ論争・日韓沸騰・台風被害・首里城焼失……とショッキングな事件が続きながら、「改元」と「消費増税」という二つの節目に区切られて、考察がおざなりなまま過ぎ去りゆく2019年。将来「歴史が書かれるのか」わからなくなったいまだからこそ、年が替わるまえに語りあっておきませんか。

  • 與那覇 潤 (よなは・じゅん)
  • 與那覇 潤 (よなは・じゅん)

    1979年生まれ。東京大学教養学部卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了、博士(学術)。専門は日本近現代史。2007年から15年にかけて地方公立大学准教授として教鞭をとり、重度のうつによる休職をへて17年離職。
    歴史学者としての業績に『翻訳の政治学』(岩波書店)、『帝国の残影』 (NTT出版)。在職時の講義録に『中国化する日本』(文春文庫)、『日本人はなぜ存在するか』(集英社文庫)。共著多数。
    2018年に病気の体験を踏まえて現代の反知性主義に新たな光をあてた『知性は死なない』(文藝春秋)を発表し、執筆活動を再開。本書の姉妹編として、学者時代の研究論文を集めた『荒れ野の六十年』(勉誠出版)が近刊予定。

  • 綿野恵太(わたの・けいた)
  • 綿野恵太(わたの・けいた)

    1988年大阪府生まれ。元出版社勤務。詩と批評『子午線』同人。論考に「谷川雁の原子力」(『現代詩手帖』2014年8-10月)、「原子力の神──吉本隆明の宮沢賢治」(『メタポゾン』11)、「真の平等とはなにか? 植松聖と杉田水脈「生産性」発言から考える」「『みんなが差別を批判できる時代』に私が抱いている危機感」「大炎上したローラ『辺野古工事中止呼び掛け』をどう考えればよいか」(以上三篇、いずれも「現代ビジネス」講談社など。著書に『「差別はいけない」とみんないうけれど。』(平凡社)がある。「オルタナレフト論」を連載中(晶文社スクラップブック)。

開催日
2019年12月3日(火)
時間
19時30分スタート/21時頃終了予定  *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
会場
Title 1階特設スペース
参加費
1000円+1ドリンク500円
定員
25名
お申し込み

手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。

title@title-books.com

手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。

手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。

お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます

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