2019/8/29 - 2019/9/19

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知られざる瀬戸内と思考のゆくえ 鈴木研一の写真+堀部安嗣のドローイング展『ガンツウ|guntû』(millegraph)刊行記念

知られざる瀬戸内と思考のゆくえ 鈴木研一の写真+堀部安嗣のドローイング展

(本書表紙)

 

書籍『ガンツウ|guntû』(millegraph)は、建築家の堀部安嗣さんが設計し、2017年より瀬戸内海を航行する客船ガンツウの全容と、瀬戸内ならではの風景によって、その世界観を表現しています。写真家の鈴木研一さんは、本書のために約1年半にわたり、ガンツウと瀬戸内を撮り下ろしました。

この展覧会では本書未収録のものも含め、小さな島々に残る古い町並みなど、あまり目に触れることのない瀬戸内のすがたを、オリジナルプリントでご紹介いたします。また堀部さんが本書のために描き下ろしたドローイングや、設計時のイメージ・スケッチなども展示いたします。

さらに、参考出品として、瀬戸内の砂を顔料にして「もうひとつの風景」を描き、ガンツウの船内に設置された美術家・尹煕倉さんの絵画『Setouchi』の小品と、制作のために現地で集めた砂のサンプルなどもごらんにいれます。

知られざる瀬戸内の風景と、それを追い求めたつくり手たちの思考のゆくえをどうぞごらんください。

*初日の8月29日(木)夜、堀部安嗣さんとエッセイストの森下典子さんをお招きしたトークイベント「ガンツウという旅のゆきさき」を行います。https://www.title-books.com/event/6637

*本書刊行記念のトークや展示は、京都、岡山などでも開催中です。詳しくは→ https://horibe-aa.jp/sp/guntu-book-2019/

 

  • 鈴木研一(すずき けんいち)
  • 鈴木研一(すずき けんいち)

    写真家

    1965年愛知県名古屋市生まれ。1987年日本大学芸術学部写真学科卒業。1987年-新建築社写真部。2006年-フリー。2018年-法政大学大学院デザイン工学研究科兼任講師。堀部安嗣、妹島和世、西沢立衛をはじめとする建築家の作品を精力的に撮影。主な書籍に『豊島美術館 写真集』(millegraph, 2011)

  • 堀部安嗣(ほりべ やすし)
  • 堀部安嗣(ほりべ やすし)

    建築家、京都造形芸術大学大学院教授

    1967年神奈川県生まれ。1990年筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。1991-94年益子義弘に師事。1994年堀部安嗣建築設計事務所設立。25年間に100超の住宅や店舗等を設計。2002年第18回吉岡賞、2016年日本建築学会賞(作品)受賞。見学できる作品に「ある町医者の記念館」、「ひねもすのたり」、「イヴェールボスケ」、「竹林寺納骨堂」、「鎌倉山集会所」、「大山阿夫利神社 茶寮石尊」など。著書に『書庫を建てる』、『堀部安嗣作品集』、『堀部安嗣 建築を気持ちで考える』、『小さな五角形の家』、『住まいの基本を考える』など。https://horibe-aa.jp

  • 尹 煕倉(ゆんひちゃん)
  • 尹 煕倉(ゆんひちゃん)

    美術家、多摩美術大学教授

    1963年兵庫県生まれ。1986年東京造形大学造形学部デザイン学科卒業。1988年多摩美術大学大学院美術研究科修了。1995年文化庁芸術家在外研修制度でイギリスに滞在。2010年文化庁新進芸術家海外研修制度特別研修により大英博物館で調査・研究。近年の個展に2012年「『ある』の風景」ギャラリー小柳(東京)、2013年「一抹」ギャラリーキャプション(岐阜)、2018年「鴨川 京都」現代美術艸居(京都)。主なグループ展に2005 年「アルス・ノーヴァ」東京都現代美術館、2006年「素景」資生堂ギャラリー(東京)、2009年「余白の美」静岡県立美術館、2011年「新・陶・宣言」豊田市美術館(愛知)、2017年「単色のリズム 韓国の抽象」東京オペラシティアートギャラリーなど。http://www.yoonheechang.com/

    (Photo by Katsuhiko Kodera)

開催日
2019年8月29日(木)ー 2019年9月19日(木)
時間
12:00~21:00 水曜、第三火曜日定休日 *イベント開催日(8月29日、9月6日、9日)は18時にて終了
場所

Title2階ギャラリー

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