2025/6/28 - 2025/7/14
『バラの花咲く家』公文健太郎写真展

Titleからほど近い阿佐ヶ谷にあった、大正末期に建てられた文化住宅・旧近藤邸。そのたたずまいは宮﨑駿監督の著書『トトロの住む家』のなかでも取り上げられました。緑に包まれ、静かに時を刻んできたこの家の在りし日の姿を活写したのが、このたび刊行された公文健太郎さんの写真集『バラの花咲く家』(平凡社)です。日本の農業を活写した『耕す人』(平凡社)や、瀬戸内海の離島の過疎化をテーマとした『眠る島』(Kehrer)などの代表作で知られる公文さんが、若かりし日に撮影したこの作品集は、その活動の原点とも言える内容です。
旧近藤邸は残念ながら2009年に不審火で焼失してしまいましたが、美しい写真プリントで、多くのひとに愛されたその姿があざやかに蘇ります。
会場では写真の展示のほか、公文さんのサイン入りの本(なくなり次第終了)、既刊本も販売いたします。貴重な機会、ぜひ足をお運びくださいませ。
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- 公文健太郎 | Kentaro KUMON
写真家。1981年生まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に「人と自然の接点」をテーマに主に第一次産業の現場を取材。
日本全国の農風景を撮影した『耕す人』、川と人のつながりを追った『暦川』、半島を旅し日本の風土と暮らしを撮った『光の地形』、島に起こる過疎化をテーマとした『NEMURUSHIMA』などを発表。最新作として父との関係を撮ったスナップを集めた『煙と水蒸気』がある。
2012年『ゴマの洋品店』で日本写真協会賞新人賞受賞。
2024年日本写真協会賞作家賞受賞。
https://www.k-kumon.net/
- 開催日
- 2025年6月28日(土)ー 2025年7月14日(月)
- 時間
- 12:00 - 19:30(日曜日は19時まで) 水曜、第一・第三火曜定休日 *最終日7月14日(月)は17時に閉場します。
- 会場
Title2階ギャラリー