2024/3/3

地図と日記の歩き方 100年前のパノラマ地図をたどる井上 迅 (扉野良人)× 荻原魚雷 トークイベント

地図と日記の歩き方 100年前のパノラマ地図をたどる

『100年前の鳥瞰図で見る 東海道パノラマ遊歩』(荻原魚雷著・パノラマ地図研究会編/大和書房)と『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』(井上迅編/法藏館)は、昨年10月と11月に相次いで刊行されました。ともに100年前の日本(前者は東海道、後者は京都)へと誘うヴィジュアルガイドであり歴史資料ですが、もうひとつ清水吉康が描くところのパノラマ図を用いて、100年前の時間と空間をよりバーチャルに追体験しようという知的好奇心が働いています。100年前の地図と日記をたよりに、東海道をたどって京都の町中へ至るひと時の時間旅行は如何でしょうか。みなさまのお越しをお待ちしております。

*終了後、サイン会も予定しております

■『ためさるる日 井上正子日記 1918-1922』(井上迅編/法藏館)
京都の町寺に育った百年前の女学生日記。米騒動、スペイン風邪の大流行も今日の出来事だった。「私のする一つ一つの行動が私の一生の歴史を作るのだもの」(1921年6月1日)。大正の転換期社会にある世の中を多感な10代の視点で活写する。寄稿に磯田道史、小林エリカ、藤原辰史の三氏。挟み込みの付録に清水吉康作図「京都市全景パノラマ地図」。

■『100年前の鳥瞰図で見る 東海道パノラマ遊歩』(荻原魚雷著・パノラマ地図研究会編・清水吉康作図/大和書房)
1929年刊行の『東海道パノラマ地図』を再現し、東海道の様子を今と比べて紹介する。清水吉康作の鳥瞰図と現在の地図を見比べながら、東京日本橋から京都三条大橋へ、さらに大阪、神戸へと街道をたどる。

  • 井上 迅(いのうえじん)/扉野良人(とびらのらびと)
  • 井上 迅(いのうえじん)/扉野良人(とびらのらびと)

    1971年(昭和46)京都市生まれ。日記の著者 井上正子の姪孫(またおい)。德正寺 住職。僧侶のかたわら〝扉野良人〟の筆名でアマチュア出版人を名告り、〈りいぶる・とふん〉を主催して、『浮田要三の仕事』(2015年)、詩誌『百年のわたくし』(2016年〜)などを編集・出版。著書に『ボマルツォのどんぐり』(晶文社、2008年)。書物雑誌『sumus』同人。

  • 荻原魚雷(おぎはらぎょらい)
  • 荻原魚雷(おぎはらぎょらい)

    1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年秋から高円寺在住。街道にはまり、散策と文学館巡りを二本柱に、知らない町も馴染みの町も街道にそって歩く。著書に『中年の本棚』(紀伊國屋書店)、古書古書話』(本の雑誌社)、『本と怠け者』(ちくま文庫)。/編著に『吉行淳之介ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』、尾崎一雄『新編 閑な老人』、富士正晴『新編 不参加ぐらし』(中公文庫)。書物雑誌『sumus』同人。

開催日
2024年3月3日(日)
時間
19時スタート/20時30分頃終了予定  *イベント当日、お店は18時にてクローズ致します
会場
Title 1階特設スペース
参加費
1650円
定員
20名
お申し込み

手順1:メールの件名にイベント名、メール本文にお名前(氏名)/電話番号/枚数(1人2枚まで)を明記して、以下のアドレスに送信ください。

title@title-books.com

手順2:「予約完了」の返信をいたします。(メールの受信設定にご注意ください)。

手順3:参加費は当日会場受付でのお支払いとなります。

*当日体調に不安がある場合は、店にご連絡を頂いたうえでキャンセルをお願いできればと思います。

お申し込み・ご予約は定員に達し次第締め切らせていただきます

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