2016/9/17 - 2016/10/3

終了しました

生活と研究 - 世界をきちんとあじわうために –ホモ・サピエンスの道具研究会 展覧会

生活と研究 - 世界をきちんとあじわうために –

増補新装版『世界をきちんとあじわうための本』(ELVIS PRESS 刊) の出版を記念して、ホモ・サピエンスの道具研究会による展覧会を開催します。

ご飯をたく。電車にゆられる。靴下をはく。

私たちは、日々、多くのことを繰り返して生きています。だから、毎日は、繰り返しの繰り返し。退屈だからといって、やめられるならいいけれど、それだと暮らしは成りたたない。でも、もし成りたたないのだとしたら、繰り返すことこそが、暮らしのとても大切な要素なのかもしれない。

とは言っても、そんなことに気づいただけでは、あまり意味がないので、私たちは、それを観察し、描写することにしました。日々の暮らしを、ただ、なぞるだけ。それだけのことではあるけれど、そうやって、生活のなかで感じとれたものにかたちを与え、生活へとまたもどす。

「生活と研究」は、日々、生きているいつもの世界を、少しだけあじわいぶかいものとして、出会いなおすためのプロジェクトです。

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関連イベント: 『階段をのぼる』

10月2日(日)10:00~11:30 料金:1,000円(1ドリンク付き) 予約ページ:http://www.title-books.com/event/1700

このイベントでは、Title にある階段をのぼります。階段の先には、開催中のホモ・サピエンスの道具研究会の展示がありますが、このイベントの主役はあくまで階段です。トークイベントではありませんし、ただ階段をのぼるというだけのイベントですが、きっと階段をのぼる、ただそれだけのことでも、人は何かを感じるものですし、もしかしたらいつまでも階段をのぼらず、階段を見上げなからあれこれ話すだけになるかもしれません。

日曜日の朝、開店前の本屋で、いつもはのぼったり、おりたりするだけだった階段とあらためて出会いなおす、そんな時間にしたいと思います。

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  • ホモ・サピエンスの道具研究会

    生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者を中心メンバーとするリサーチ・グループ。今回の展覧会は、山崎剛、木田歩、坂井信三が企画を担当。

    ツイッターアカウント:https://twitter.com/sapiensneipas

開催日
2016年9月17日(土)ー 2016年10月3日(月)
時間
11:00 - 21:00 水曜・第三火曜日休み *イベント開催日(9月25日・27日は18時まで)
場所

Title 2階ギャラリー

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